吃音者のブログ

9歳から吃音の自分が吃音に関して思うことをアレコレ書いてます。

このブログを開設するにあたっての葛藤

2回目の投稿からそんなテーマかよ、思う方もおられるかもしれませんが、僕にとっては結構重要なことなので、今回はそのことについてお話させて頂きます。

まず、吃音者の定義についてですが、これは人それぞれあると思います。
例えば僕の場合、小学3年生時からどもっていたのですが、それが吃音である、自分は吃音者である、と知り自覚したのは確か小学5年生位の時です。幼いなりにどもることについて悩み、ネットで「喋る つまる 言えない」等で検索していた記憶があります。
思えば、検索したことで吃音について知り、自分は吃音だと自覚した人、これこそが「吃音者」の定義であると僕は思います。
逆に言うと、いくらどもっていても、吃音者という自覚が無い人は吃音者とは言えないと僕は思っています。
それだけ吃音というのは、意識、自覚の大小によって吃り具合がかなり変わってくると思うのです。

それで、話をテーマに戻しますが、こんなブログを書くとなると嫌でも吃音のことは意識してしまいます。
吃音に関するブログはかなり前から書きたいと思っていたのですが、どうしても「吃音のブログを書く=吃音を意識してしまう=症状が悪化する」という方程式が頭をよぎり、ブログ開設に踏み出せずにいました。

ではなぜ今回、このようなブログを開設することに決めたのか…それは、最近は吃音のことを意識することが殆どなくなり、「吃音のブログを書いても吃音のことを意識せずにいられる」自信が出てきたからです。
ここまでくるのにはかなり時間が掛かりましたし、現在も自分の吃り自体は全く良くはなっていません。
しかし、吃音を意識することは最近は少なく、「まぁどもっても死ぬ訳じゃないし良いや」位の感覚にはなってきました。
意識する、しないと言うより「吃音なんてどうでもいっか」という感覚です。

なので、意識が薄れてきている今なら良いかなと思い、開設してみたのです。どうでもいいことに関するブログになる訳ですからね。

吃音を意識しなくなった、どうでもよくなった経緯についても、いつか記事に書きたいと思っています。
と、そんな葛藤もありつつ開設したブログですが、今後もちょくちょく更新していくので、まだご覧頂ければ嬉しいです。

今日はこの辺で。
ご覧頂き、ありがとうございました!